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作者:石月 和花

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作:石月 和花

当て馬令嬢は、吟遊詩人の歌声に魅せられて理想の恋を手に入れる

マグリット・レルウィン侯爵令嬢は、長年王太子殿下の婚約者候補であった事から、十七歳になるというのに、恋の一つもした事が無かった。 しかし王太子の婚約者が正式に決まり、選ばれなかったマグリットは、長かったそのお役目からようやく解放された事によって、今期待に胸をときめかせて居たのだった。 これで長年の夢がようやく叶う。 マグリットは、恋愛小説のような素敵な恋がしてみたかったのだ。 つい先日、同じく王太子殿下の婚約者候補であった従姉妹のアイリーシャが、公爵公子とお互いの想いを通わせ合い、めでたく婚約した事もあって、彼女の憧れは益々募っていた。 アイリーシャのように自分も素敵な公子様と物語のような恋をしたい。そんな憧れを胸に抱いていたのだが、しかし、彼女に突きつけられた現実は、そう甘い物では無かった。 物語のように上手くいかない現実に彼女は打ちひしがれたが、しかし、そんな彼女の心を一人の吟遊詩人の歌声が救ったのだった…… ##この話は、「当て馬令嬢だと落ち込んでいたらいつの間にかお兄様に外堀を埋められて、結果、真の最愛の人に気づく事が出来ました」の従姉妹のマグリットがメインの話となります。この話に出てくる、アイリーシャとミハイル(と、アルバート)の話は、こちらをお読みいただけると嬉しいです。 ##この話はアルファポリスにも投稿して居ます。

更新:2023/7/30

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作:石月 和花

三毛猫ミッケの贈り物~借金返済の為に兄妹で錬金術始めました~

光の王国フィルニア。代々この城下町でパン屋を営んでいた家族に突然の不幸が襲った。  働き盛りの両親が、馬車の事故で突然亡くなってしまったのだ。息子のティルミオと娘のティティルナに残されたのは、多額の借金と猫一匹。  おまけに両親は税金まで滞納していたのだ。  この絶望的な状況に、ティルミオとティティルナの兄妹がなす術なく項垂れていると、ふいに、どこからともなく彼らを導く謎の声が聞こえたのだった。 「お前たちに力を与えてやるにゃ。」  あり得ないことに、飼い猫のミッケが人語を話し出して、困っている二人に降臨したのだ。 「どうにゃ?お前たちが望むなら、我が特別な力を授けてやるにゃ。」  突然の出来事に頭がついていかない二人であったが、普通に働いてたら税金も払えないし借金もいつまで経っても返済が終わらないのだ。  猫の手も借りたい思いだった兄妹は、この不思議な三毛猫の誘いを、戸惑いながら受け入れた。 「分かった。ミッケ。俺たちに力を下さい。」  こうして、兄妹と三毛猫の二人と一匹の、借金返済計画は始まったのだった。 ##この作品はアルファポリスに掲載している小説の改稿版です。

更新:2024/4/27

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作:石月 和花

当て馬令嬢だと落ち込んでいたらいつの間にかお兄様に外堀を埋められて、結果、真の最愛の人に気づく事が出来ました

#2023/2/5 タイトル変更&丸々1話分途中の話が抜けていたので、差し込みました。 #2023/2/6 もう一話分抜けていたので、差し込みました。令嬢、自覚する4 が差し込み部分です。 侯爵令嬢アイリーシャは、王太子殿下の婚約者となる事を夢見て、候補の一人として教育を受けてきていた。 しかし、王太子殿下の婚約者に選ばれたのはアイリーシャではなく、公爵家の令嬢レスティアだったのだ。 その事実に打ちのめされて失意に沈むアイリーシャは、ショックからかその場に倒れそうになるが、そんな彼女を王太子殿下の側近であるメイフィール公爵家の令息ミハイルが助けたのであった。 その日以降、アイリーシャはやたらとミハイルに気にかけてもらうようになり、二人は自然と親しくなっているように見えたのだが、実は何も知らないのはアイリーシャだけで、この裏には二人を仲良くさせようとする兄の暗躍があったのだった…… この話はアルファポリスさん、カクヨムさんにも移植しています。

更新:2023/7/29

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作:石月 和花

眠る呪いの王子様に解呪の口付けをしたらそのまま召し上げられてしまいました

田舎の地サーフェス領の伯爵令嬢アイリスは、領地の過疎化に頭を悩ませながらも、大好きなサーフェスの地で穏やかに暮らしていた。 そんなある日、父である伯爵が浮かない顔である依頼をアイリスに持ちかけたのだった。 “明日、サーフェス領に訪れる賓客をアイリスが管理する月影の森に案内するように” そして父からの依頼を受けて出迎えた三人の男性は、揃いも揃って全員仮面を付けて、偽名の名乗るなど身分を明かさないように徹底していたのだが、その中の一人が森の中で急に倒れた事で、アイリスの穏やかな生活は一変してしまった。 「アイリス様、試しにどうか、主君に口付けをしてみてください。」 呪いで眠ってしまった主君を起こすために、側近の一人が、偶々その場にいた女性と言うだけで、アイリスに無茶な要求をしたのだ。 見返りに支払うと約束してくれた領地の運営資金と、自分のファーストキスを天秤にかけて、悩んだ末にアイリスはお金を取ったのだが、これが全ての始まりだった。 ここから、アイリスの16年間のサーフェス領での穏やかな暮らしが終わり、王宮でのいざこざに巻き込まれる事になったのだった。

更新:2022/9/22

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